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□尻にしかれる狸。
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尻にしかれる狸。
「うーん。うーん……。」
「どうしたでござるか?薫殿。」
「…え?あぁ、今日の昼は何にしようかって。買い出しに行くなら何を買おうか考えてるの。」
「だったら、拙者が行くでござるよ。昼も作るゆえ。」
「本当に!?ありがとう!!」
満面の笑みを見せる薫。
…薫殿が笑ってくれると嬉しいでござる。
――――――**
「だだいま。」
「おかえりなさい。」
買い出しから帰って来た、剣心。
笑って迎える薫を見て、
…疲れが飛ぶでござる…。
が、それも束の間。
「剣心、お昼食べたら、洗濯お願い…!」
断る理由すらない剣心。
笑顔で……、
「いいでござるよ。」
――――――**
「剣心!」
「何でござるか?」
「あの…、悪いんだけど倉庫を………、」
「わかったでござるよ。」
笑顔な剣心。
――――――**
「剣心!!」
「おろ?」
「次は……、」
――――――**
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