*ＢＬ*
□あなたの狂気もね、
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「いやいや、お前は悪くないよ」
「慰められると余計キツいんですけど･･･」
「モノだってテクだって別に悪くないって」
「じゃ、何が悪いんだよ」
だから、その･･･痛いとかじゃなくてさァ･･･と口篭ると
「お前、俺の事好きでしょ？」
「･･･っ」
真顔を保ったまま恐ろしい事を聞いてきた。
え･･･？俺って先生の事･･･好きなの？
「違う？」
「わ･･･っかんねぇ･･･」
そりゃ普通に考えればおかしいよなぁと、こうなった流れだとか少しも嫌悪感を感じない先生の体を思い浮かべてから、そうかもしんね、と頷いてみた。
「だからさ、優しいんだよ」
「んじゃ冷たくなればいいの？嫌々ヤれってこと？」
「うーん･･･嫌々ね･･･そうかもなァ」
「でも俺気持ち悪いなんて思えねーってばよ･･･」
「でしょ？」
だからもういいよ、ありがとう。なんて雑用の手伝いに言う労い程度の言葉で終わらせようとした先生を「ちょぉぉっと待ったァァァァ！」と慌てて遮る
「ラストチャンスを俺に」
「･･･なにその古い歌みたいな言い回し」
「何でもいいからもうちょっと頑張らせて？」
「･･･いいけど･･･お前はそれでいいの？」
「いいってか、俺が頼んでるんだけど？」
「そうだけどさぁ、彼女は？」
「こないだ別れた」
「あ、そう」
ふん。と少し考えてから「じゃ、お互い何の束縛も無しでよろしく」と小首を傾げた。