HappyTree<LOVERS>擬人

□リフティ*シフティ
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とあるいつもの夜のこと、

おとなしく、かわいらしい見た目の少年が、なぜか軍服を着て寝ていた。



彼はフリッピー。


ベトナム戦争帰還兵の緑のクマ…

だった人間だ。



そして、彼のベッドのよこには、

何やら怪しい男が二人立っている。


二人はニヤニヤ笑い、そっとフリッピーを用意しておいた拘束具につなぎ、これからの準備を始めた。


二人の男は兄弟で、
帽子を被っているのが兄のシフティ
もう一人が弟のリフティだ。



シフティは人を犯すことが趣味のプライド高き強盗。そして独占欲が強い。


リフティは兄が大好きで大好きで仕方のない弟だが、おっちょこちょいでビビり。



「準備できたょお兄ちゃん!」

「ょし…リフティ薬を飲ませろ!」

リフティはポッケからビンをとりだし、液体を一口フリッピーの口にたらし、様子を伺った。


「この薬はきょうりょくだから、舌に染みただけで全身にまわるだろ…」

そういってシフティは唇を舐め、


ナイフでフリッピーの軍服を切り裂いた。





「んっ…ん〜…」


フリッピーが目を覚ますと、そこには見知らぬ男、リフティが、自分の下着を切り裂いていた。


「うわっ!だ…誰だっ!!?」

ガチャンッ!!


フリッピーが起き上がろうとしたら、手足についた鎖が音を立てた。


「おはようフリッピー君」


シフティがニコッと笑う。



「ぼ…僕を離せ」



「それは無理だょ」

そういうとリフティがまた一口フリッピーの口に薬を流し込む

それを反射的にフリッピーは飲み込んでしまい、痺れる感覚に顔をしかめた。

リフティはベッドから下り近くの椅子にシフティと並んで座る。
「じゃあイロイロと説明してあげなきゃね、お兄ちゃん!」

すると、フリッピーは全身が痺れてくるのを感じた。
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