最年少女隊士は異眼侍!
□蒼月夜の少女
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『おっはよォォォォォ!!!』
食堂の扉をバーンって開けて中へ入ると、一番最初に挨拶してくれるのは……
「……おはよう。姫月ちゃん。」
『おはようございます!近藤さん♪』
我らが局長、近藤さんだった。
「おはようございまさァ。」
『おはよう!総悟♪』
二番目は総悟。
「姫月ちゃん、おはよう」
『退君、おはよう♪』
三番目は退君。
『おはよう!トシ!』
「ん?……あぁ、おはよ」
最後にトシ。
『トシ、また昨日徹夜したんでしょ?』
ちょっと笑いながら聞くと、
「お前ら一番隊のせいだ……。」
ちょっと睨みながら返された。
ちなみに、一番隊副隊長やってます!
『いや〜、破壊してんの総悟だからね?私違うからね?』
そこ重要〜!!!!!
ってノリで返してやったら、
「お前が総悟止めろよ!副隊長だろが!」
って怒られた↓↓
ショボくれてると、
「土方さん、八つ当たりはいけねぇや。姫月だってまだ13歳でィ。俺を止めらんないのもしょうがないんでィ。」
隣から助け船g……ん?
『「お前が言うな、お前が!」』
トシとハモっちゃったしwW
厄日かな?
なんて考えてたら、
「トシ、総悟、姫月ちゃん。」
近藤さんに呼ばれた。
近藤さんの後ろには偵察服の退君がいた。
『ん?』
私が聞き返すと、
「とっつぁんからの緊急召集だ。隊服に着替えて広間に集まってくれ。」
『パパから?わかった〜♪』
私はみんなが言う、とっつぁんこと松平片栗虎さんの事をパパと呼んでいる。
理由は以前、会ったときに
(俺の事はパパって呼んでくれて良いぜぇ)
と言われたからである。
その時の私は両親と兄を亡くしていたため、その言葉が嬉しくて未だにパパと呼んでいる。
「姫月、パパっていつまで呼ぶんだ?」
トシが変なこと聞いてきた。
そんなん
『ずっとだけど』
答えた瞬間、大きな溜め息が各地から漏れた。
なんなんだろ?良いや、とっとと着替えてパパん所行こっと♪