†小説†

□1000記念
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「皆様のおかげで『青色の恋姫』が1000を迎えました〜。皆様ありがとうございます。1000記念文に選ばれたのは私、レインとシェイドです」
「まぁ当然だな。俺達はベストペアだろ」
「べすと…?あ、うん。そうよね」
「……ちゃんとわかってるのか?」

レインの言葉に一瞬喜んだ俺だったが、何とか平静を装った。

「ええ。青と青で綺麗ってことでしょ?」

やっぱりとガクッとなる。

「あれ?違うの?」
「いや、お前らしいといえばらしいが」
「?」
「(まぁ…いいか)」
「私、好きよ」
「へ?」

突然の好きという言葉に、思わず力の抜けた声が出てしまう。

「シェイドの髪も、瞳も。私、青って一番好きな色なの」

一番好き。
意味は違っても、それが嬉しいのだからどうしようもない。

「レインの髪や瞳の方が綺麗だろ」
「え?」

優しい空色と穏やかな翡翠色。


「シェイド…そんなにじーっと見たら恥ずかしいわ」
「……そんな可愛い顔するな。さらいたくなるだろ」
「え?何?」
「…レイン、あっち行こう」
「でもまだお礼…」
「その方がシェレイ的にオッケーだろ」
「シェレ…?」
「行こう」
「ちょっ…シェイド?へぁ〜〜」



困り顔のレインの手をぎゅっと握り走り去る。
これからもこんな俺達のこと見守ってくれると嬉しい。










2012.12.31
 

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