異世界A

□水着を買いに。
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水着売場にやってきた。プール開きの前とあって、かなり込み合っていた。

と、不意に声をかけられる。

「なんじゃ、砕蜂ではないか。お主も水着を買いに来たのか?」

四楓院先生だった。

「はあ…。今週末に皆でプールに行くことになりまして。」

「ほう、奇遇じゃのう。儂ら教職員でもプールに行こうという話が盛り上がってな。」

(何やってるんですか…。)

「儂はこのセパレートタイプにしようかと思っての。どのみちシャツと半パンを上に着るから、体育の授業でもいけるじゃろ。まあ、教職員は何を着ようと自由じゃがな。砕蜂、お主はどれにした?」

「いえ、私はまだ…。」

四楓院先生が選んでいたような水着は、いくらプライベート用でも私には着こなせる自信がない。上に何か羽織っても、……胸がないと無理だ。

すると、

「あら、砕蜂さん。虎徹さん姉妹に伊勢さん…? あなた方も水着を買いに?」

と声をかけてきたのは、卯ノ花先生。先生が手にしている水着もワンピースタイプだが、ラインが随分とセクシーだ。卯ノ花先生まで!?
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