駄文(短)

□誕生日祝い(砕蜂)2014ver.
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今日は砕蜂隊長の誕生日だ。現世では祝日らしいが、尸魂界(こちら)では関係ない。というか、職業柄、暦通りには休めない。

はじめの頃は「誕生日など何がめでたい?」などと言っていた彼女だが、ここ数年は趣旨を理解してくれたようだ。

今年の誕生日は、俺の家で過ごすことになっていた。俺はそうはいっても準備があるので午後半休を取り、砕蜂隊長の好きな食べ物を沢山こしらえて帰りを待った。あと、バースデーケーキを仕入れに現世で評判の店にも行ってこなくてはならなかったからだ。

プレゼントは、ストールとネコの形をあしらったピンブローチにした。着物にも洋服にも使える。

さて。かなり遅い時間になってから、砕蜂隊長がやってきた。

「お疲れさまです。お誕生日おめでとうございます……って、何だかお疲れですね?」

「ああ。急な案件が入って。大前田に押し付けるにしても、隊長権限でなくては捌けないこともあったのでな」

かなりお疲れのようだ。とりあえず、まずは食事からか。すると、

「あの…。先に風呂をいただいてもよいだろうか?」

「え? ああ、どうぞ。もう風呂沸かしてありますから」

……こりゃ、かなりお疲れかな…。

「では、すまぬ」

着替え一式は俺の家に置いてある。ということは、今日はお泊りということか…?
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