駄文(長)


□昼休み2
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俺は檜佐木修兵。九番隊副隊長だ。

訳あって、二番隊の砕蜂隊長の弁当係になっている。なんで九番隊の俺が二番隊隊長の弁当係かって? その訳はまた追々、話そう。

まあ、ぶっちゃけ、俺が砕蜂隊長に惚れてるということなのだろうが、今日もこうして早起きをして甲斐甲斐しく弁当を作り、午前中の終業を知らせる鐘の音とともに手作り弁当を引っ提げて、二番隊隊舎に向かう。

このところほぼ毎日なので、セキュリティに厳しい二番隊の入口でも、守衛に誰何されることもなく、隊首室まで直行できる。

二番隊副隊長の大前田さんに「ちわ〜ッス」とかたちだけの挨拶をして、砕蜂隊長の執務机に弁当を置くと、ようやく砕蜂隊長は顔を上げて、
「ああ、檜佐木、もう昼か。」
と言う。
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