異世界A

□夏期講習の手続き
1ページ/3ページ

週明け。また日常が戻ってきた。でも今年は受験生だから、今週中には夏季講習の手続きやらテキスト購入といった手続きをしておきたい。

砕蜂に「夏季講習の手続きまだだったら一緒に行かないか」とメールを送ったら、「一緒に行こうか?」とメールが返ってきた。最後の疑問符は、この際無視しよう。

教室に入ると、砕蜂と教室の前でバッタリ出会った。

「お、おはよ。」

「…お早う。それより、夏季講習の手続きは、いつ行く?」

「そうだな。今週中には済ませておきたいし。」

「じゃあ、明後日くらいはどうだろう?」

「んじゃ、そうすっか。」

そんな訳で、水曜の放課後に2人で行くことになった。

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
水曜の放課後、2人で待ち合わせて予備校に向かう。色んな学校から色んな奴らが来ている。

とりあえず、授業料支払いの手続きをしてテキストを購入する。

ひそひそと、

「空座第一高校の檜佐木だ。」
「あいつも来るのか。」

と、早速、噂になっているのが聞こえてくる。


まあ、生徒会長として他所の高校に出掛けたりもしたことがあるので、知られた顔なのかもしれない。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ