異世界A

□ケンカはダメ。
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涅と一緒にいた斑目に興味津々で集まった面々だが、どうも斑目は気の毒なことになっているので、会話が途切れる。すると斑目が、

「そういやあ、檜佐木と砕蜂はどうしたんだよ。折角、虎徹が2人きりにしてやったっつーのに。」

「「はあ?」」

2人で一斉に虎徹・姉を見る。虎徹は大きな身体を縮めるようにして、

「だって、折角のチャンスだと思って…。」

「「何のチャンスだっ!」」

「2人っきりになったら、もっと仲良くなれるかなって…。」

「べ、別に檜佐木となんか、仲良くならなくてもよいわ!」

「俺となんか、って何だよ?」

少しムッとしてきた。

「大体、私は今日は泳ぎの練習に来たのだ。でも折角、皆で来ているのだから、と思ったら檜佐木が…。」

「俺だって、折角みんなで来てるんだからと思って呼びに行って、…ちょっとからかったら平手打ちだったじゃねえか。」

「でも、檜佐木くんが砕蜂さんにひどいこと言ったんじゃない。」

「檜佐木、お前、何セクハラ発言したんだよ?」

なぜこちらに矛先が向く?
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