異世界②
□水着を買いに。
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虎徹姉妹の圧倒的な押しの強さでプールに行くことになったばかりか、水着を買いに行くことになってしまった。……。どうする？
しかし、一方的に約束させられたとはいえ、待ち合わせの場所に行かないのは不義理だ。仕方ない。虎徹たちにも事情を話すか…。
待ち合わせの場所には、虎徹姉妹と伊勢がいた。駅前のショッピングモールの水着売り場に向かう道すがら、正直に事情を話した。
「え～っ！ 砕蜂さんが泳ぎ苦手なんて。」
「誰にでも苦手なものはあるものですね。」
「先輩っ、大丈夫です！ 先輩くらい運動能力が高ければ、ちょっとしたコツですぐ泳げるようになりますっ！」
「あ、ああ？ そうだとよいが…。」
「とにかく水着を調達しなくちゃ。要は泳ぎに行ったりする機会がなかったってだけのことなんだから、砕蜂さんなら大丈夫よ。」
「そうだろうか…。」
それにしても、授業用の水着はともかく、遊びに行くときの水着はどうするのだ？