異世界
□みんなで帰ろう
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試合の帰り道、黒崎たちがまだ近くにいて戻ってきてくれたので、大勢で帰ることになった。荷物は茶渡が、
「俺が持とう。」
と言って、他の試合に出た奴らの荷物も、
「疲れているだろうから。」
と言って持とうとしてくれた。
(見かけによらず、なんていい奴だ。)
だが、さすがに1人で5人分は物理的に難しかったので、一護たちも手伝ってくれた。朽木は最初、頑なに断わっていたが、一護が半ば強引に、
「貸せよ。」
と取り上げるようにすると、
「す、すまん。」
とおとなしく従っていた。
砕蜂は、本人が1人で歩けると言い張るので、とりあえず気の済むようにさせてやり、結局、川沿いの道を皆で、わーわー言いながら帰ることになった。
砕蜂も、身体は辛そうだったが、満更でもなさそうに、一緒に話の輪の中に入っていた。
女子は、残念会をどこでするかで盛り上がっていた。まあ、学校の近くのファミレスでランチバイキングといったところか。