*jojo*
□一夜の過ち
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チュンッ。
チュンッ。
「…。」
ん?
朝か…。
露伴は暫くボーッと天井を見つめていたが、そこが自分の寝室である事を理解するのにそう時間はかからなかった。
それにしても酷く体がダルい。
変な夢も見るし、露伴は気だるい気持ちを抑え込みながら重い体を無理矢理起こすと、とりあえずトイレへと向かおうとベッドを降りようとした。
だが…。
「!」
露伴は自分の姿を見て驚いた。
「…。」
上半身素っ裸で、おまけに下はパンツ一枚。
一体何がなんだか分からない。
露伴は確かに眠る前には服をきちんと着ていた。
いゃ、待て。
そもそも昨日は何時に家に着いた?
夕食は食べたのか?
残念ながら全く記憶がなかった。
「…昨日は××公園で…。」
そうだ女性に会った。
白くて、赤くて不思議な女性。
しかも今更ながら気が付いたが、さっきから昨晩嗅いだあの甘ったるい香りが漂ってくるじゃないか。
おまけにこの布団の盛り上り方…!
隣に誰かが寝ている…!
露伴はそう確信すると、恐る恐る布団をはぐった。