boundary of spacetime
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「よし次は実際に戦うぜ。」
「え？」
せっかく皆がトレーニングルームに集まったのに桃はそう言って険しいい顔をした（元からか。）
「モモタロス、イマジンいるの？」
「居るぜ。お前の姉ちゃんの近くだ！」
「そんな…！直ぐ行かなきゃ！行こう炉威!!」
「う、うん！」
愛理さんが狙われてるって事はカイが始動し始めたのかな…
そうなるとまずい。愛理さんじゃなくてハナさんが鍵なのに…
私は良太郎と一緒にミルクディッパーの近くに飛び降りた
「臭うぜ。あっちだ！」
モモについていくと林に来た。
なんか嫌な感じ…コレは多分…
待ち伏せだ。
「隠れてねぇで出てこい!!」
モモは大声を張り上げて辺りを見渡した。
強めの風が吹いて木々が揺れる。
その音の隙間から声が聞こえてきた
「待ってたぞ…電王ぅぅ……」
「「！」」
気の上には一体のイマジン。見たことが、ある…気が…
「レオイマジン……」
私の声を耳にしたレオイマジンは、木の上から飛び降りてきた
「お前が炉威…スリープか。」
「チッ…炉威!!お前離れんじゃねぇぞ…」
「え…うん」
「変身しとけ。出なきゃ死ぬぞ」
「わかった」
私はモモと一緒に変身して構えた
レオイマジンは溜息をついて鉤爪をカシャンとすり合わせた
「スリープ。お前は必要だ。だがお前は要らん。死ね」
「要らんたぁ失礼な奴だぜ!!」
モモはレオイマジンに向かって行った。私どうしよう。モモの邪魔になるのは嫌だ。でも…
『代われ』
その声と共に私の意識は誰かに入れ替わった
＊
電王とレオイマジンが乱戦を繰り広げているさなか、スリープ、炉威に誰かが入ってしまった
「炉威!!」
「よそ見！」
「ぐぉあっ！」
電王がレオイマジンによって遠くの木まで飛ばされると同時に、スリープがレオイマジンに飛びかかっていた
「!!!!」
スリープにはムウが入っていた
「かっこ悪いでござるよ桃太郎殿」
「うるせぇ！てかお前誰だコノヤロウ!!」
「お忘れか！」
ムウは起き上がったレオイマジンに一発食らわせると電王に指を差した
「拙者はムウ。炉威の守護者、とでも言っておこうか」
「バクか!!」
電王は起き上がってずんずんムウに歩み寄った
「テメェカッコイイとこだけもってってんじゃねぇ！」
「おっと？今拙者は炉威だぞ？」
「ぐぬぅぅぅううう!!腹立つやろうだな！！」
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