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□さらば亀
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「お風呂掃除終わりー!!」
「早く終わったねー。手伝ってくれてありがとう」
「いいよ。楽しかったし」
「やっぱ可愛い」
ウラは私に抱きついて来た
私は密かに押し返していたけどウラは微動だにしない
「そんなに僕が嫌い?」
「ウラのセクハラは嫌い」
「これは僕の愛情表現♪」
「(歪んでいる……)そ、そうですか…」
私達は取り敢えずデンライナーの食堂車に戻った
良太郎たちが戻って何時ものようにグダグダしていた
「おかえり皆!」
「たっ、ただいま!!///」
「え、どうしたの良太郎」
「え!?あ、ごめん…(新婚…)そう言えば二人で何してたの?」
良太郎がそう言うと同時にモモが私にすごい勢いで駆け寄ってきて肩をつかまれた
「お前何やってたんだコラッ!!」
「ぎゃっ!!?お、お風呂掃除してました!!」
「それ嘘じゃねぇよな…?」
モモは物凄く顔を近づけてひっくい声で私を恐喝した
「は、はい!!」
「よし!!お前は俺んだぞ!!」
「はぁ!?何言ってるの先輩!!炉威は僕の大切な人なんだから変なこと言うのやめてよね!!」
「亀ちゃん!それはダメだよ!!炉威は僕のお姉ちゃんなんだから!!」
「(私より背が高いのに!?)」
「黙ってられへんな。炉威は俺の嫁やで。それだけは譲らん」
「皆、炉威は僕の彼女なんだよ。手を出さないで欲しいんだけど…?」
「りょっ…良太郎なんか怖くねぇぞ!!」
「…(;´∀`)」
どうしよう、なんか喧嘩始めちゃったよ……
私が狼狽えているとハナさんが私の肩をポンと叩いて笑った
「……?」
「まかせて」
「……Σ!?」
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