short

□MerryXmas
3ページ/3ページ




「これは?」

「俺からの。」

「…開けてもいい?」


俺は炉威に頷いた

炉威はゆっくり箱を開けて目を見開いた



そして俺を見つめた


「いいの?」


「貸せ」



俺はその中身を奪って炉威の左手の薬指に嵌めた


「…ほら、お揃いだぜ」

「桃…」

「なんだよ、嬉しくねぇのか?」


俺がそう言ってニヤリと笑うといきなり抱きついてきた


「うおっ!?///」

「///!!」


俺は何も言わずに炉威を抱きしめ返した



「ありがと。」

「お礼は体で返せ」

「ぅン///!」



俺は炉威の唇に自分の唇を押し付けた


しばらくそのまま動かずに炉威の匂いを吸い込んだ

静かに顔を離して炉威を見つめた
炉威も俺を見つめていた


そしてまた唇を重ねた







「ぜってー幸せにするからな。覚悟しとけよ…?」

「うん。私も、離れないから覚悟してね?」


「ばっかやろう。俺は離す気なんてねぇよ。離せっつっても離さねぇからな。」

「上等じゃん。」

「お、なんだやんのかコラ」

「何を!?」

「だーまーれー」

「んんっ…!」




 end
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ