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□MerryChristmas前編
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その頃炉威の部屋


「愛理さん、何か私に出来ることありませんか?せっかくクリスマスパーティーしてくれるのに私自滅するなんて…」


ベッドで愛理と並んでコーヒーを飲む炉威。

愛理はそんな炉威を気遣って微笑んだ


「大丈夫よ。もうすぐ桃ちゃんがシップ買ってきてくれるから。それまで待ってて?私は準備してくる」

「はい…コーヒーありがとうございました。」

「いいのよ。あんまり畏まらなくても大丈夫。炉威ちゃんのことは妹みたいに大好きだから」

「(理由になってないいよ愛理さん…)はい。」


炉威は愛理にコーヒーカップを渡し、愛理は部屋から出ていった


ぱたりと扉が閉まったと思った瞬間、


バンッ!!

「炉威!!」

「うわっ!?も、桃か…びっくりした」

「どこ捻った!?手ェ見せてみろ!」


桃は部屋の戸を閉め、鍵も閉めて炉威の前に膝をついて見つめた

「あの、何故鍵を…」

「亀達に邪魔されたくないからな……ほらどこだよ」

「ここ。」

炉威は左手を桃に差し出した
すると桃は炉威の左手をそっと手にとった

「……///」

「こりゃ痛そうだな。動かすと痛ぇか?」


桃は炉威を見上げて尋ねた

「うん、ちょっと痛いかな。」

「ココにシップ貼りゃいいんだな。」


桃は買い物袋からシップと包帯を取り出してシップを炉威の手首に貼った

「冷たっ」

「シップだからな。よし…と。」


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