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□ホントの僕と君
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僕に釣られてみる?
って聞いて、釣られない娘なんて居なかったのに、


「ねぇ、炉威ちゃん、僕に釣られてみる?」


初めてデンライナーであった日、彼女は笑顔で行った

「うん、いいよ」

「やった!じゃぁ今夜遊園地に連れてってあげるよ」

「ありがとう」


その時はうまくかかってたんだ。


夜、予定通り炉威ちゃんと遊園地近くの公園で落ち合う

「こんばんは浦、寒いね」

「こんばんは炉威ちゃん。お腹すいてない?早速だけどレストラン予約してあるんだけど……」


僕は首をかしげて何時ものように作り笑いを浮かべる
すると炉威ちゃんは僕に笑顔を向けた

「ほんと?嬉しいよ!」


冬の寒さ故にピンクになった頬が彼女の可愛らしい顔を強調させた

僕は彼女の手を取って歩いた

あれ、僕こんなに緊張するタチだったっけ?
炉威ちゃんの細くて綺麗な手を包んで歩く僕の心臓はとても速く動いているのが分かった


「ここがそうだよ」

「わぁ……綺麗なところだね」

「建物より炉威の方が綺麗だと思うな。」

「ふふ、ありがとう」


何か違うんだよなぁ…炉威ちゃん




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