boundary of spacetime
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「おい炉威!!それはいつでも人間からイマジンに戻れるんだろうな!?」
「うん、多分私がもってないと効果は無いと思うけど…」
「なら俺をまた人間にしろ!」
「え、」
「この姿じゃお前と街歩けねぇだろ?」
「…うん。」
私はモモにカードを触れさせ、人間にした
「よし、じゃああのアホ亀探すぞ!」
「うん!モモ、ウラの匂い分かる?」
そう尋ねるとモモは空気の匂いを嗅いだ
「する。こっちだ!」
「さすがモモ!」
「アイツはホント磯くせェな!!……よし、ちょっとこっち来い」
モモは何故か顔を赤くして両腕を広げた
「こっちとは…?」
「あー!!///もういい!ちょっと我慢しろよ!!」
「ふうわぁっ!?///」
モモは私をすくい上げるように横抱きにしてデンライナーへ飛び乗った
「うおっ」
「いてっ」
そして再び不時着
私はマシンデンバードに頭をぶつけそうになったけど
モモが咄嗟に私の頭を抱きかかえたので助かった
「あ、ありがとう…///」
「お前ドジなんだな…///」
「これは不可抗力です。」
モモと起き上がると、ヘルメットを装着し、私はモモのお腹に腕を回した
すると、モモはぼそっと呟いた
「…っと…けよ」
「え!?何!?」
「だから!!もっとくっつけって言ってんだよ!!///」
「はい!!///」
私はモモを抱きしめた
恥ずかしかったけどちょっと嬉しく思う私がいる
「行くぜ行くぜ行くぜェェェエ!!」
「ぎゃぁあああああああ!!!!!」
でもやっぱり電車から飛び降りるのは怖かった
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