short
□☆::*Happy-New-Year*::☆
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「もーも♪」
「あ?」
なんか妙に嬉しそうな炉威が俺の隣に座ってきた
なんだコイツ。何か怖いぞ?
ニヤニヤしながら俺を見上げる炉威。
まぁ可愛いから許すけど
「なんだよ気持ちわりぃな…」
「あのね、あと10秒後に…」
炉威は腕時計を見つめてからまた俺を見上げた
「年明ける!!あと8秒!」
「お、おぉ!?な、何する!?」
「うん!それ聞きに来たの!どうしよあと5秒!!」
「ちくしょう目ェつむれ!!」
「はい!」
炉威は目をギュッと閉じて自分の目を隠した
なんだよ可愛いな
俺は炉威の腕時計を見てあと3秒のところで炉威の後頭部に手を添えた
「え?」
「ばーか目ェ閉じろって言っただろうが…」
「んんッ…」
見つめ合いながらキスってのもなかなかイイもんだな。
炉威の目に映った俺を見るのと同時に食堂車の扉が開いた
「ハッピーニューイヤー!!ってゲ!」
「うわっ、なんかやってるぅ!!」
「新年からあっついヤツらやなァ…」
「桃…」
炉威は俺の胸板を押して止めてもらいたそうにしたけど
俺は逆に見せつけたくて無理やり口の中に舌をねじ込んだ
今年もよろしくな。
ありえない、恥ずかしい…
言っとくけど今年は容赦しねぇからな
end