short
□alcohol
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私の彼、金は成人しているのでお酒を飲みます
飲めなくても飲むので困ります
今日も飲んだらしいです
困ります
私が金の家に顔を出したのは閉店間近。
良太郎さん達は皆ぐっすり眠っている時間帯
「こんばんは。」
お店に入ると、いつもの優しい笑顔で愛理さんが迎えてくれた
「こんばんは炉威ちゃん。お仕事お疲れ様」
「ありがとうございます。」
私、実はパティシエっだったりします。
平日は自分の店で営業をしていますが、休日や定休日はミルクディッパーでスイーツを作らせてもらっています
愛理さんは私のことを本当の姉妹のように良くしてもらっているので大好きです
「これ飲んでゆっくりしていってね。炉威ちゃんのお部屋掃除しておいたから泊まっていってね。明日は休日だし…」
愛理さんは私にコーヒーを出してくれた。
「ありがとうございます。お言葉に甘えて今日は泊めてもらいます。愛理さんこれから寝るところでしたか?お仕事お疲れ様です。店のことは後は私がやっておきますので愛理さんはゆっくり休んでください」
「本当?じゃあお願いしちゃおうかな。」
「はい、任せてください!」
「ありがとう。じゃあおやすみなさい」
「おやすみなさい」
私は愛理さんの背中を見送り、カウンターに座り直して愛理さんが煎れてくれたコーヒーを飲んだ
「美味し…」
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