「いーざーやーくんっ!!」

「っ?!」

臨也がPCに向かい、いつものように作業をしている時だった。突然、臨也と同じ姿をしたサイケが抱きついてきたのだ。

「サイケ...作業してる時は抱きつかないの」

はぁ、と呆れたような声を漏らして注意をする臨也の声を無視してサイケは自分の話したいことをぺらぺらと話し始めた。

「あのねっ!あのねっ!臨也君はちゅうしたことってあるの?あ、あるよね。だって臨也君だもの!!それでね、僕は思ったんだぁしてみたいなぁって」

「ちょっと待ちなよ、何...?俺としたいって言うわけ?馬鹿じゃないの?そういうことは好きな人とぉっ?!」

サイケの言葉に反論する臨也の唇を、サイケはにこにこといつもの変わらない笑顔で奪った。驚いたような瞳でサイケを見つめる臨也とは裏腹に、サイケはとても嬉しそうな表情をしていた。

「ば、か.....じゃないのっ!」

「でも良かったでしょ?」

「うっ....」

サイケにはかなわないな、そう思った臨也だった。


サイケに振り回される臨也が書きたかっただけ←

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