BRAVE10の夢

□才蔵 甘
1ページ/2ページ

*真田視点
〜真田の部屋〜

今日はゆっくりと(いつもゆっくりしてます)過ごそうと部屋でゆったりとしていたら名前の声と足音の音が聞こえた。

「真田様ーっ!!!」

ガラッ!

今日も可愛いのぉ〜とか思い、つい顔が緩んでしまう。

「どうしたんじゃ?」

「大好きっ!!」

そう言ってワシに抱き付いてきた。
本当に可愛い。

「ハッハッハッ!名前は分かっておるの〜」

「何を?」

首を傾げた名前。
その姿も可愛らしい。

「ワシが良い男ということだ」

「もちろん!!」

「ハッハッハッ!!どうだ、才蔵。悔しいか?」

ワシは襖のところから殺気を感じ話しかけた。

「何だ、おっさん気付いてたのか」

台詞的に先ほどの会話を全く気にしてないみたいに思えるが実際は違う。
顔はワシを殺したいような表情を見せている。
ま、今の才蔵じゃ無理だがな。

「え!?才蔵いたの!?てか、それに気付いた真田様すごーいっ!!!」

また可愛い顔でワシを抱きしめる。
モテモテじゃな〜ww

「っ・・!!」

それに比べて才蔵は悔しい顔をしておるわい。
楽しいねぇ〜

もっと才蔵をからかいたくて名前を抱きしめる。

「わっ?!真田様から抱きしめてくれるなんて・・・幸せです!!!」

「可愛いことを言ってくれるのぉ〜!じゃ、これをプレゼントじゃ」

チュッ

名前の頬にキスを落とした音が小さく出た。

さて、才蔵は・・・

「おい!おっさん!!何してんだ!!」

と言い、焦っている顔を見せる(微妙に顔を赤くしておるよ〜)

「何って、可愛いことを言ってくれたからプレゼントをあげたまでじゃ。」

扇子を広げて口元を隠す。
ニヤニヤが収まらんからの。

「名前!!!俺の部屋に来いっ!!説教してやる!!」

「えええ?!!!???何で!?」

「いいから来い!!」

才蔵は名前の腕を掴み部屋へと帰った。
おもしろかったのに勿体無い!

「真田様。」

「おお、六郎か。どうした?」

襖から六郎が出てきた。

「失礼します。どうしたも何もあんなことしなくてもよろしかったのでは?」

「遊んでただけじゃ。問題無い。」

「はぁー。いつになったら才蔵の気持ちが伝わるんでしょうね」

「んー。才蔵は世で言うツンデレじゃなかのぉ〜いつかは分からん」

「ツンデレですか・・・」

ムフフフ・・・

今頃、才蔵は何をしておるんじゃろうな〜ww







*才蔵視点
〜才蔵の部屋〜

俺の部屋に名前を入れた。
すぐに拷問だ。

「おい!どーゆうつもりだ!」

「何が?」

「おっさんにあんなこと言うとかお前、バカじゃねぇの!?」

「何で!?真田様ステキだろーが!!」

何かキレられた・・・
でも、今のうちに言わなければ・・・

「だからって抱きつくな!」

「好きだからしょうがないでしょ!!」

「・・・・・」

「な、何で黙るのさ」

「お前、気付かねぇの?」

「何に?」

「俺の気持ち。」

これで伝わるか?

でも相手は名前。
気付かないだろう。

「知らない。」

やっぱりな。

俺は言葉で伝えるのは恥ずかしいため行動で表すことにした。

ギュ・・

「へ?」

「これが俺の気持ち・・・」

わざと耳元で話す

「うひゃ!ちょ、耳元で話さないで!」

「嫌だ。」

今度は吐息混じりで話す

「っ・・//」

「分かった?俺の気持ち・・」

「分かった!//だから吐息を出さないで!」

「で、お前の気持ちは?」

「んん・・・///分かんない」

「そっか。」

俺は名前から体を離し、正面に座る。

「待ってっから。返事」

そう言って俺は部屋から出た。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ