種・種運命

□キリ2121リク
1ページ/4ページ

彼は、きっと変態なんだと思う。





「キラ、こんなとこにいたのか」


肩まで伸びた綺麗な紺色の髪を、サラサラと靡かせていつもの『奴』が来た


「僕がどこにいようと僕のかってでしょ?」


そう返す『僕』は、キラ・ヤマト。これでも大手輸入会社社長の一人息子だ。


「いつもなら図書館で本を読んでる時間だろう」

「そうだね。でも今日はそんな気分じゃなかったんだ。それより君はどうして僕の生活リズムを知ってるのかな」

「友達だからな」


さらりと言ってのけた変態…もといこのアスラン・ザラはうちのお得意様の息子。歳が近いから仲良くしてやってね、なんて言われたらそうするしかないんだけど…
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ