復活

□愛しい君に永久の幸あれ
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「Auguri Boun Compleanno」

「…」

GWにも関わらず、学校の応接室で書類を片付けていた雲雀の耳に聞き慣れない言葉が入ってきた。

むろん、意味がわからないからとか、自分以外には誰もいないはずの部屋だから幻聴だろうと思って沈黙を貫いているわけではなく、その声の主が誰だかわかっているからこそ聞き流している。

「おやおや、無視とはつれないですね。それとも意味がわかりませんでしたか?さっきのはイタリア語でお誕生日おめでとう、と言うのですよ」

そんな雲雀の気持ちを知ってか知らずか構わず話し続ける声の主−六道骸に、だんまりを決め込んだ所で意味を成さないと判断した雲雀は早々に沈黙を諦めた。
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