復活
□骸inジャンプ!
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骸が目を開けると、そこは薄暗い廊下の続く全く見知らぬ場所だった
「まずは…人探しからですかね」
人気が無い廊下をまるで散歩中のようにゆっくり歩いていくと、窓のある廊下に出たらしく月明かりが目に入る
「あそこに…人がいますね」
光の中に月を見つめて佇む人影を見つけ、骸は近づいた
「今晩は。いい月夜ですね」
「はい、そうですね。…あのー、すいません僕ここに来てまだ日が浅いんで、あまり人の顔や名前って覚えてなくて…」
そう言って笑いかけてきた少年はまだ15・6歳くらいだろうか。真っ白な白髪のせいで実年齢より老けて見られていそうだ