小説


□儚き運命を翻せ−番外編【カラオケにて】−
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「はぁい〜次○○いっきまぁす〜♪」


相変わらず元気だなぁ。
…私これ1日何回言ってるっけ?


とまぁこんな感じで今カラオケに来てる。

さっきから綾香が独占状態。


結局断れなかったクラスの人たちも今は楽しんでいる。


何故かって?そりゃあ…


綾香の歌がプロ顔負けに上手いからだ。
いつもの綾香を知っている同級生たちは、綾香の歌声を聴いてみな呆然としていた。


さっすが綾香。
…これも何回言ってるんだっけ?



「はぃ、次これ歌いま〜す♪」

「…ハァ」


綾香に聞こえないように溜息をついた。

まぁいいんだけどね。
でもね!?でも…

せっかくカラオケにきてるんだから私はいいからみんなの歌声も聴きたいなぁと思うんだよねぇ。
それが、さっきから誰一人といて歌おうとしない。
 

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