小説
□儚き運命を翻せA
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「ニヤリ」
見つけた。アイツだ。
この『大和』にいるのは前々からわかっていた。
だが、あの女のせいで全く居所が掴めなかったのだ。
すべてはあの女がいたからだ
でも、あの女はもういない
これで『あれ』を連れ戻す手筈は整った
後は自分の手にかかっている
「そうだ、早く報告を」
そう言うと大急ぎで駆けて行った。
さっきの顔、それはまるで人間じゃないみたいな…
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