Novelette
□Angel or Devil
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「総悟、この天界は今、危機的状況にある。
山崎の情報によれば、堕天使による襲撃が今夜決行されるようだ。
俺たちは、この天界を守るために戦わなくちゃならねぇ。」
「そうですかィ、土方さん。
そりゃァ楽しみでさァ…。」
楽しみなんて嘘だ。
かつての仲間を葬ることはしたくねェ。
「総悟、お前っその羽…!?」
土方さんの視線の先には俺の汚れきった翼があった。
「あーァ、剥がれちまった。
この前よりも黒ずんでらァ。
やっぱ俺にはどうしようもならねェことなんですかね…。」
この翼、もう歯止めがきかねェみてェだ。
「どういうことだ、総悟っ!!?」
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