Novelette
□Angel or Devil
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「土方さん、俺はそこから見ておくんで、勝手に終わらしてください。」
仕事っつうのは面倒だ。
「総悟、これはお前の仕事だろ、自分でしねぇと近藤さんに顔見せできねぇぞ。」
顔見せなんざ当の昔にできないぜ。
「あ〜そうですかィ。ならいってきやす。」
でも土方コノヤローは知らねェ。
「あいつにこの仕事ができんのか?どうみても一人前の天使じゃねえだろ。」
そうでィ、俺は半人前の天使。
いや、半人前と呼べるだろうか。
白い翼なんて少し染めれば誰でもなれるんでィ。
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