SamexMeido

□動物を飼っているメイド
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それはとある日。

爽やかな風が吹き、太陽の光がキラキラと降り注ぐ午後のこと。


スクアーロは、久しぶりに任務のない、しかも騒がしい野郎どももいない、平和で優雅な自由な時を満喫していました。


すると、


『ほら、おいで』

「?」

『おいでよ』

「??」


外から自分の部下兼メイドが何かを呼んでいました。


『おいでってば』

「(なにしてんだぁ・・・?)」

『ほらっ、おいでスクアーロ』

「狽ヘあ゛ぁっ!?」


いきなり呼ばれた自分の名前に驚き、いそいで彼女のいる庭まで走りました。


『よしよし、スクアーロ』

「なにやってんだぁぁぁっ!!」

『あら。スクアーロ様』

「あら。じゃねぇぇっ!」



「にゃぁぁぁっ!」



「・・・・」

『ダメですよ、スクアーロ。スクアーロ様の真似しちゃ』

「う゛ぉい・・・・、そいつはなんだぁ・・・」

『猫ですよ。このあいだ庭をウロウロしていて、迷子のようだったので保護しました。』

「名前は・・・・」



『スクアーロ』



「なんで俺の名前なんだぁぁっっ!!」

『似ていたので』

「どこも似てねぇだろがっ!」

『よく見てくださいよ、この真っ白で少し銀色がかった毛並み!目つきの悪さ!無駄に鋭い牙!』

「う゛ぉぉぉいっ!それ褒めてんのか!?貶してんのかぁぁ゛っ!?」

『本当に可愛らしいスクアーロ』

「にゃぁぁぁ」

「(なんかものすごく腹立つぞぉっ!!)」

『よしよし、いい子』

「にゃぁー」

「(あ゛あああうっぜぇぇぇ!!)」

『クスッ・・・どうしたんですか?スクアーロ様??』

「う゛・・(コイツ分かってやってやがる!!)」

「にゃぁぁん」


スリスリ・・・


『貴方は甘え上手ですね、スクアーロ』

「う゛ぉ・・・(お前もかこのクソ猫っ!!)」

『誰かさんもこのくらい素直に甘えてこればいいのにねぇ・・(チラッ)』

「っ・・・・」


スクアーロはドサッと彼女の傍に座った。

そして、彼女に抱かれている猫のスクアーロのようにスリスリと顔を摺り寄せる。


『どうしたんですか?スクアーロ様』

「なんでもねぇ・・・///」

『クスクス・・・そうですか』

「にゃぁぁ」

『二匹飼うのも、いいですね』


ナデナデ


「どういうことだぁ・・・//」

『小さな猫鮫に大きな鮫のお世話は大変ですけど、とても楽しいってことですよ。まぁ、大きいほうの鮫にはもっと甘えてきて欲しいですけど』

「・・・・・たまには甘えてやる///」






そんな甘くて幸せな時間








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