Poem

□ピエロ
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ただの自己満足だって
気づいたのはいつだったかな?
他人の目を気にして【私らしさ】なんて、遠い昔に置いてきた
多分、【私】の中に【自分】は存在しないの…





流されるのが心地よくて
楽で簡単だったから
そのまま落ちていければ良かったのに
ある日、私は思い出した




私の【心】は、ないって事に



別に驚きはしないけど、
改めて感じるのは
己の滑稽さ!
周りのみんなを笑顔にするの
そうか、私は道化師だったんだ!!





他人を笑わせるのは私
私を笑わせるのも私なの


他人を喜ばせるのも私
私を誰が喜ばせるの?





糸の付いてるマリオネットなら、もっと楽でいれたのに



だって、
操られてる人形?
それとも、操られてるのは本人?
私は、マリオネットじゃない…
形だけのハリボテの心を持った道化師だから、
ない【心】で考えるの
「私」以外のことを




道化師の顔は、半泣き笑いって上手いことを言うよね?
だって、【心】がないんだもの…
メイクで【私】を表すの






「私の心は今、何を思っていますか?」
返らない問いを私に投げ掛けてみる




所詮、
無駄なのにね…

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