Poem

□逃避
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現実から逃げ出して
見えない世界に行こうとした


いつの間にか
周りはモノクロで
踏み出した螺旋階段は
崩れさっていく
私はまっ逆さまに
落ちていった…


これは罰なのか?
私の罪の…?



消えない傷を切り裂いて
鮮血に染まった手を見つめながら
ホホに流れる雫はナンダロウ?



問い掛けても答えは返らない
答えなどないのだから…



口紅のように
唇を紅く染める鮮血が
私の罰と罪と生命を
消していった…




跡形もないようにして…
痕跡すらなかった…

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