ダイヤのA 短編
□あかずきん
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―赤ずきん―
ここには何時も赤い服を着ている、栄純という名の子が居ました。
「栄純、お婆様の所にこれを届けてくれないかしら?」
母が頼んだのです。
「分かった!!行ってくる!!」
栄純は荷物をもちお婆様の所に向かいました。
「うぉ!?きれいな花だな。お婆様にもってこ♪」
栄純は花を摘んでいました。そんな時一匹の狼が栄純を見つけました。
(すんげぇ、美味しそうな子だな。此所にいるってことはアノ家に行くんだよな?ちょっくら待って見ますか♪)
そんな狼の企みも知らず栄純は歩き続けました。
途中狩人に会いました。
「よぉ。なにしてんだ?ここは狼が出るから危険なんだぜ?」
「お婆様の家に行く所!。ご忠告ありがとう、狩人さん♪」
「まぁ、気をつけろや」
そして2人は分かれました。
栄純はお婆様の家に着きました。
「お婆様お久し振りっす!!…なんで眼鏡かけてるんすか?」
「それは栄純をよく見る為だよ♪」
「…なんでそんなに声が低いんだ?」
「風邪を惹いたからだよ」
「なのに、なんで…そんなに笑顔なんだ?」
「それはね…栄純が食べたくて仕方がないからだよ」
「はぁ!!?」
「それじゃぁ、いただきます♪」
そして栄純は狼御幸においしく食べられました。