ダイヤのA 短編
□焼き餅
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(降谷のボールまた捕ってる…それにまた、2人きりか…)
―焼き餅―
「どうした?沢村あまり元気がないようだが…」
ボールが何時もよりハシっておらず、普段かなり元気な沢村がまったく元気がない為クリスが心配したのだ。
「いや、俺って心狭いなって…」
「…ヤキモチか?」
「えっ///」
「お前のヤキモチなんて可愛いいものだよ…だから心配するな。」
「はいっす!!」
沢村コレでもかというほど笑顔で笑ったのだ。その笑顔を見てクリスは苦笑いをした。コレから奢るであろう事を想像して…
「クリス先輩ありがとうござやした♪」
「あぁ…」
―それからしばらくしてあの男がやって来た―
「クリス先輩、沢村と何話てたんですか?すごい笑顔でしたけど?」
「……御幸の事だ。…」
「マジっすか?それは良かったです。アイツ俺のなんで野球以外であんまり構わないで下さいね♪」
「…あぁ。」
この御幸という男は、沢村と少しでも仲よくするのならば徹底的に話を教えさせるのだ。その為御幸からはよく黒いオーラがでてるという。(野球部員いわく…)だがその事に沢村は気づかないのである。
(沢村のヤキモチなんて周りに危害がないぶん可愛いらしいが御幸は周りに危害があるぶん本当にたちが悪いな…)
この御幸のヤキモチ…独占欲で周りの人間は困りはてていたのはまた別のお話。