novel
□社内旅行 C
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「…っ」
たまらず、声が漏れそうになりうつむいた。
指は円を描くようにその入り口をなぞっている。
つけている下着はピンクの薄いレース生地のものなので、下着の上からでもはっきりと潤った様子がわかるに違いない。
指は次第に大胆に動きはじめた。蜜の入り口をクリクリと押し、粘膜を刺激する。
さらに指は前方に移動し、絵梨の一番感じやすい場所に…
指がクリトリスをとらえた。
(あっ…)
はじめはその周りを優しく撫で、直接は触れてこない。焦らすように周囲ばかりを責める。
蜜がますます溢れ出すのを感じ、我慢できず体をよじってしまう。
絵梨はじっと、指がソコに到達するのを待っていた。
(お願い…早く触れて……)
指が幾度もクリトリスの周りを撫で回し、絵梨の限界が近づいたころ、ついに下着の脇から西川係長の指が侵入してきた。
それだけで、もう絶頂を迎えそうなほど高揚した。
侵入してきた指は、先ほどとは別人のように遠慮なく絵梨のソコを犯した。
執拗にクリトリスを上下に擦り、絵梨が我慢できず声をあげそうになると、今度はグジュグジュと膣に挿入してくる。
下着だけではなく、浴衣までも濡れているのではないかと思うほど愛液が分泌されているのがわかった。
周囲は真っ暗だが課内の人が全員いることや、これは不倫なのだろうかということ…すべて何も考えられなかった。
ただ、今は与えられる快楽に溺れていたい…。
−−どのくらいソコを弄ばれていただろう。
仲居の怪談が終わりに近づているとわかり、指が絵梨から離れていった。
絵梨は息も絶え絶えにすっかり疲れていた。
絶頂を迎えることはないまま、怪談話の終わりとともに、他の社員にまじって二人は別々に宴会場をあとにした…。
つづく