novel

□私の幼なじみ【後編】
2ページ/7ページ

アキラ「マミナ、お前あんな軽そうな男と付き合ってんの?」


「えっ?」


突拍子のない話に頭がついていかないマミナ。


「男…?彼氏のこと言ってるの?」


アキラがさらにマミナににじり寄る。


アキラ「ああそうだよ。こないだお前を送ってっただろ」


そういえば…飲み会の帰りに送ってもらったような…。


「か、彼氏の話と何の関係があるわけ?だいたいアキラに関係ないでしょっ。ほっといてよ!」


アキラを怖いと感じながらも必死で睨みつけ、負けじと言い返す。


アキラはさらにマミナに迫り、もう手を伸ばせば触れられる近さだ。マミナは怖さのあまり、体が硬直するのを感じた。


怖いのに、鋭く光るアキラの切れ長の瞳から目が離せなかった。


アキラ「関係なくねーよ。お前は…俺のものだ…」


そう言うと、アキラはマミナの腕をぐいっと引き、その場に押し倒した。


アキラの冷たく光る瞳や強い腕力に恐怖を感じ、マミナは目を見開いたまま声も出せない。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ