novel
□高校教師2
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今日は職員会議があり、そのあと、沿線が同じの小出と一緒に帰る流れになり、誘われるまま、軽く飲みに行ったのだ。
しかし、どういうわけか、飲みすぎてしまったのか記憶がひどく曖昧だった。
3杯目の途中で手洗いに立ち、そのあとどうなったのか…。
気がついたときには、妖しげなピンクの照明を放つ、飛行機内のような一室で、座席に座り、あられもない格好をしていた。
ここがラブホテルで、その種の性癖を持つ人の趣向に沿うよう、飛行機の機内に似せたつくりをした一室であると、ユイはやっと気がついた。
しかもご丁寧に、ユイはキャビンアテンダントさながらの制服を着用していた。
状況を把握し、絶句していると、小出は、ストッキング越しにそっと指で股間を撫でてきた。
「やっやだぁっ!小出先生…っ!」
ソフトタッチに思わずビクンと震え、ユイは身体をのけぞらせた。
「やだって言っても逃げられないよ。たっぷり犯すから覚悟してね」
そう言うと、普段教壇に立つときの、温厚で誠実そうな小出とは別人の、舌なめずりするようないやらしい笑みを浮かべた。