novel

□高校教師【後編】
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二人の愛撫にもはや教師という立場を忘れ、快楽に溺れるユイ。

されるがままにいじられ、揉まれ、舐めまわされ…。そのとき…。

廊下から足音が聞こえてきた。

(誰か近づいてくる…!?)

ぼんやりとした頭から一気に我に返る。

春馬「おいやべぇよ、誰か近づいてくる!」

弘樹「マジかよ、とりあえず、ピアノの後ろに隠れようぜ」

ユイもピアノの後ろに連れて行かれる。楽器がたくさん置いてあるのでドアから見えないはずだ。

ユイとしてもこんな姿を誰かに見られたら大変なことになる。ブラウスははだけ、胸が露出している。どう申し開きをしても何をされていたかは一目瞭然だ。

しかし…、一方でこの場から逃げるチャンスでもあった。

我に返り理性を取り戻した頭で、やはりこんなことしてはいけない、私は教師なんだから、と思い直していた。なんとかこれ以上のことがないようにしないと…。


足音がドアの前で止まった。

(誰か入ってくる!?)

春馬と弘樹が息を飲むのがわかった。ユイも同じく心臓が口から出そうなほどの緊張状態にあった。


コンコン

ドアがノックされた。


と、ユイの口が春馬に塞がれた。


「…っ!」


ガラガラッ


ドアが開いた。


「先生?…いないんですか?」


(この声…!)


声の主は小出先生だった。

春馬と弘樹が顔を見合わせる。


(小出先生…!どうしよう…)


ユイがどうしたらいいのかと迷っていると、小出先生が教室に入ってきた。
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