novel
□私の幼なじみ【前編】
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私の名前はマミナ。大学生、彼氏アリ。
大学は楽しくって結構遊んでばかりいる。
ある日、オール明けで疲れて部屋でごろごろしていると…
ピンポーン
誰か来た。
1階の玄関でお母さんが対応してる。
母「あら、アキラくん」
アキラ「こんにちは。マミナいます?ドイツ語の辞書返してもらおうと思って」
(アキラかぁ…。あ〜そういえばまた返すの忘れてた…)
母「あら、ごめんねぇ。2階の部屋で寝てると思うわ。帰ってきたの明け方だったから…。どうぞ入って」
アキラ「お邪魔します」
母「あ、おばさん今からちょっと出かけるから、マミナに言っておいてくれる?」
アキラ「わかりました」
そう答え、アキラが階段を上ってくる音が聞こえた。
アキラは隣に住む同い年の幼なじみ。子どもの頃から秀才で、結構名の知れた大学に通っている。
(あーもう、面倒だから寝たフリしようっと)
そう決め込み、ベッドでうつ伏せに寝転がった。
コンコン。
ドアがノックされる。返事をしないでいると、アキラは勝手に入ってきた。
「マミナ?」
アキラの呼びかけに反応せず寝たふりを続ける。