novel

□私の幼なじみ【前編】
1ページ/3ページ

私の名前はマミナ。大学生、彼氏アリ。


大学は楽しくって結構遊んでばかりいる。


ある日、オール明けで疲れて部屋でごろごろしていると…


ピンポーン


誰か来た。


1階の玄関でお母さんが対応してる。


母「あら、アキラくん」


アキラ「こんにちは。マミナいます?ドイツ語の辞書返してもらおうと思って」


(アキラかぁ…。あ〜そういえばまた返すの忘れてた…)


母「あら、ごめんねぇ。2階の部屋で寝てると思うわ。帰ってきたの明け方だったから…。どうぞ入って」


アキラ「お邪魔します」


母「あ、おばさん今からちょっと出かけるから、マミナに言っておいてくれる?」


アキラ「わかりました」


そう答え、アキラが階段を上ってくる音が聞こえた。



アキラは隣に住む同い年の幼なじみ。子どもの頃から秀才で、結構名の知れた大学に通っている。

(あーもう、面倒だから寝たフリしようっと)


そう決め込み、ベッドでうつ伏せに寝転がった。

コンコン。


ドアがノックされる。返事をしないでいると、アキラは勝手に入ってきた。


「マミナ?」


アキラの呼びかけに反応せず寝たふりを続ける。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ