novel

□女子高生リナの1日 C
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放課後。


HRが終わると、リナはため息をつきながら席を立った。今から、クラブ活動がある。リサはハンドボール部のマネージャーだ。


今日は欲求不満が爆発しそうでクラブに行く気にはなれなかったが仕方ない。


クラブが始まり、選手がアップしているとき、救急箱を部室に置き忘れたことに気づいた。


(あーもう…、ぼんやりしてるからだ…)


一人部室に向かい、電気が壊れた薄暗い部室で救急箱を手にとる。すると…、


「神崎先輩」


振り向くと、1つ後輩の松木ジュンが立っていた。


「あ、ゴメン、救急箱?すぐ行くね」


松木は固い表情でリナを見ていた。


「なに?どしたの?」


「神崎先輩…、俺、先輩が好きです」


急な告白に思考が停止してしまったリナ。


「えっ!?」


「初めて会ったときからずっと好きだったんです」

リナはあたふたと挙動不審になり、なんて返事をしていいかわからない。
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