novel
□女子高生リナの1日 A
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リナは、朝の電車内での一件を思い出しながら、欲求不満な面持ちで学校に登校する。
教室に入ると誰も来ていなかった。まだ朝のHRまで30分ある。
(一番のりだ…)
カバンを机に置き、イスに座ってぼうっとしていると、ふいにドアの方から誰かに呼ばれた。
「神崎さん」
ドアの方を見ると、一つ年上の先輩、三浦が立っていた。
「…っ!三浦先輩、おはようございます」
「おはよう。神崎さん、今日、朝イチで会議室に来てって言ってたはずだけど…」
「えっっ、あ、すみません、すぐ行きます!」
そう言うと、慌てて三浦のあとを追い、教室を出る。
三浦は生徒会役員で、頭脳明晰、スポーツ万能、背もそこそこ高く、おまけに甘いマスクで女子からは抜群に人気がある。
会議室。
教室からかなり離れた人気のない棟の会議室に着くと…、三浦はリナの方を向き、微笑みながらこう言った。
「神崎さん、君は悪い子だね。約束が守れないの?」
「ごめんなさい…忘れてました…」
「お仕置きだ」
三浦先輩はそう言うと、リナを会議机に押し倒し、両足を持ち上げ、ガバッとM字に開かせた。