novel
□女子高生リナの1日 @
1ページ/2ページ
朝。
リナはいつものように満員電車に揺られ登校する。
今日は特に混んでいる。
ふいに電車が大きく揺れ、体が大きく傾き、後ろにいた人の足を思いきり踏んでしまった。
「す、すみません!」
見上げると、かなり美形の男の人。20代後半だろうか。長身で切れ長な瞳のサラリーマン男性。
男性は軽く微笑み許してくれた。
(すごい美形…かっこいい…!なんかラッキー。)
そう思い、満員をいいことにその男性と密着していた。リナの背中とその人の体の前側がぴったりくっついてる。
すると…
ふいにリナは左胸に違和感を覚えた…。
下を向くと、左胸が誰かの手で包まれていた。
(えっ…!?)