ぱっと思い付いたことを徒然なく書き綴る、まぁ言ってみればネタ帳。個人的に好きだったり、あとは面白かったら小説になるかもです(笑)
◆白銀の鎮魂歌1 


まだまだ先のことになるであろう話ですが、まあだいたい頭のなかで考えている路線なので、一応展開バレ注意です。
書いておかないと忘れそうだからメモメモ・・・。

◆高杉、Dグレ主人公との初接触について










(時系列→古城の吸血鬼終了後汽車の中。クロウリーのためのポーカー勝負後)

「よォ」

瓶底メガネ達から、服を取り返すどころか巻き上げ、さらにパンツまで奪おうとするアレンに向かってかけられた声。ふと見れば、おそらく瓶底メガネ達が使っていたのであろうコンパーメントから、ひとりの青年がふらりと出てきた。
目の前の男たちと似たように布が擦りきれ汚れの目立つ服を着用し、靴に至っては擦りきれ穴が空き、靴底も外れかけて、素足同然だ。そんな出で立ちながらも、どこか神秘的、いや、そんなものではない。獲物を絡めとり、食らう大蛇のごとく妖しくも蠱惑的な雰囲気を纏う純白のアイパッチを着けた隻眼の男。彼は、形のよい薄い唇を持ち上げ、ひどく妖艶で歪んだ笑みを浮かべ、貫くかのようにアレンを見据えた。

「貴族みてぇな頼りねぇなりの餓鬼のわりにゃあ、なかなかの手練れじゃねェか。どうだ、俺とも一戦交えてみねェか?」

頼りないなり。男の持つ雰囲気に飲まれかけていたアレンも、その言葉にカチンと来たのか、先ほどまで浮かべていた笑みを顔に貼り付け直した。

「構いませんよ。ではカードを切るので少し待ってください」

「いや、それには及ばねぇよ」

隻眼の男は木箱の上に散らばるトランプ全てを、雑にはたき落とし、変わったカードの束を代わりに中央にトンっと置いた。

「生憎俺ぁ、トランプってやつがどうも苦手でね。ここはひとつ、粋に花札でもしようじゃねぇか」




とまぁ、こんな登場シーンを考えていたりするわけですよ、はい。あ、初登場はもっと別な場所な予定です!

2011/07/18(Mon) 00:14

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