しょぉとなゆめしょーせつ
□夏休みの最終日は宿題たまってる人多いから遊びに誘っちゃダメ!!! 後編
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そっか!!そうだよな!!
灯りがあればまだなんとか・・・
「うん・・・あたしもね・・・
そう思ってスイッチ入れたんだけど・・・
どうやら・・電池切れ・・・みたいなんだ・・・・」
・・・ヤバい・・・
なんだよその漫画みたいなタイミングの電池の切れ方は・・・。
ありえねぇ・・・
だけどその次の出来事の方がもっとアリエナかった。
「「あ・・・携帯の電源がいきなり切れた・・・」」
「「「・・・うそ・・・」」」
本当の・・・ホントに漫画みたいだ。
「どうしようか・・・」
「「「「・・・・・・・・」」」」」
沈黙が続く。
灯りもない、助けも呼べない、誰も来るわけない。
もしや・・・明日まで・・・このまま!!??
ムリムリムリ!!!!
そんなんなら寝て明日を待つところが、失神して明日を待つことになるぞ!!??
俺はパニクッていた。そう、かなり。
だからかもしれない。
『ふふふ・・・』
そんな声が聞こえたのは。
その瞬間俺の背筋が凍りついた
みんなは気付いてないらしく、何も言わない。
おれは余計に怖くなった。
このことをみんなに伝えようとしても言葉は出てくれない。
代わりに出るのは冷や汗ばかり。
もはやオレは動くこともままならなかった。
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