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□*TELEPHONE LINE*
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窓を開けて、夜空を見上げると、東京でもたまに、星が綺麗に見えるときがある。
こんな素敵な発見を誰かに伝えたい・・・。
ふと、携帯を取り出してみる。

『ヒロ』の文字を探す。

かけようか、やめようか迷っている・・・。

持っていた携帯から、電子音がなりだして、慌てて開く。
『ヒロ』の文字・・・。
一呼吸置いて、通話ボタンを押す。
『・・・ヒロ、どうしたの?』
『だいちゃ〜ん、今何してる?』
『ベッドの上、夜空を見てた。』
『オレもだよ、ビール飲みながら夜空見てた。東京でもこんなに綺麗に見える時があるんだね?』
『うん、そうだね。』
『だいちゃん、こういう、ロマンティックなの好きそうだから、電話かけてみたんだよ?』
『さすがヒロだね!』

僕達は毎日のように些細なことでも、電話しあってる。
いつからだろう、貴方が気になるようになったのは。

出来ることなら、繋げてテレフォンライン・・・。
僕の中に生まれた、この切ない気持ちを、貴方の元まで・・・。



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あとがき

超SSでした
最近ずっと心の調子が悪くて、アルバムTMN「BLUE」(バラード集)で癒されていたのですが、このタイトルの曲が一番、好きで。
今まで書いてきた小説はみなラブラブになってるので、たまには片想いもいいかな?と、チャレンジしてみました。

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