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□SWEET JEALOUSY
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オレと大ちゃんは、卒業を境に自分達の本音を曝け出して、両想いだと気付いた。
それから付き合いだして数ヶ月。
お互いの家に行き来するようになった。

だけど!!
オレはまだキスしか交わすコトしか出来ずに居るんだぁ!!

コレって、どーゆーコトよ。

でも、大ちゃんの事は大切だし、大事にしたいから、ガマンしてる。

けれど、オレだって、健全なる男子だもん!!
あんなコトやこんなコトだってしてみたいんだー!!

でも、当のホンニンは、キスだけでいいのか、一緒に寝てても、そんなフンイキに一つもならない。
しかも、
『ヒロと一緒に寝てるだけでしあわせ〜゚+。(*′∇`)。+゚』
て、言っている。


嬉しいけどさ。

『オレのやり場のないこの気持ちは何処に〜!?』


ってしているうちに、大ちゃんはエレクトロマンサーで知り合った、T.M.Revolusionとかなんとか、言う奴のブロデュースすることになってるし!
しかも、一緒に出るなんて!!

一緒にくっついて歌うコトがないだけマシだっ。


今日こそは、大ちゃんと話し合おう。でなきゃオレの気持ちが壊れちゃうよ。


TMなんちゃらが出演してる歌番組をみてた。
なんだ、このもや〜とした気持ちは・・・

ジェラシー???

しばらくすると、大ちゃんが家に来た。ドアをあけると華奢な腕でオレを抱き締めて、キスをせがむ。

反則技だぜ、その可愛い顔

いや、今日は流されちゃ、いけない。ちゃんと言わなきゃ。

『大ちゃんさ、オレとキスだけしかしてないじゃん?どう思ってるの?』
『え?どういう意味?』
不思議な顔してこくびを傾げる。
そんな大ちゃんをぐいっと力一杯抱き締める。
『・・・オレ、大ちゃんが欲しいんだ・・・』
大ちゃんはオレの腕の中で押し黙っている。
そして、小さな声で、ごめんね、といった。
『心の準備がつかなくて・・・。』

『あの、西川なんちゃらのせい!?』
口にしてはいけない言葉を言って、後悔した。

でも、大ちゃんの反応は予想外だった。
『ヒロ、やきもちやいてくれたの?』
口調が優しい。
『嬉しい・・・』
怒られると思った。
『西川くんとはビジネスだよ、安心して。』
ほっぺたにキスをされて、オレの腕におさまる。
『じゃあ、今日、ボクはヒロのものになる。こんなに大切に想ってくれて、大事にしてくれてる・・・』

オレは大ちゃんをお姫様抱っこして、ベッドに運んだ。息もあがるようなキスをしながら、2人お互いを求めあう。

真っ白なシーツの波のなかで。お互い何回も・・・。

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