*BLOG'S UP NOVEL*
□おばカップル
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僕の愛飲している煙草はメンソール。
すーっ、と口の中がひんやりする感覚が気持ち良くって。
でも、ココだけの話、煙草自体は苦手。
人様が吸ってる煙草で気持ち悪くなるくらい。
だから。
1ミリの煙草を、ちびちびと吸っているんだ。
若い頃は、ヒロも吸っていたんだけど。
喉の為に、と一切煙草を吸わなくなった。
こっちが、吸うとき、気を使うじゃーん。
ていうことで、僕はスタジオの僕専用の休憩室兼喫煙場で煙草を吸うことに。
なのに、ヒロは大きなワンコの様に見えない尻尾を振りながら、僕のプライベートルームにやってくる。
「大ちゃんさぁ………そんな軽い煙草をちまちま吸うくらいなら、止めちゃえばいいじゃん。」
余計なお世話です。
「しかもメンソールでしょ?ホントは煙草、苦手なんでしょ?」
はいはい、それも余計なお世話。
僕はわざと、ヒロに向かって煙を吐いた。
―――――ゲホッ!ゲホッ!!ゲホッ!!!
「酷いよ、大ちゃん。オレ、ボーカリストなのにぃ。」
煙草の煙で涙を流して、咳き込みながら訴える。
余計なお世話を焼くからです。
「大ちゃん、煙草、やめようよ〜。」
聞こえない振り。
「メンソールなんか吸ってると、勃たなくなるよ?」
はいぃ?
それは昔、まことしやかに囁かれてた噂。
「あっ!でも、いいか。どうせ大ちゃんは、『受け』だもんねー。入れなくていいし。」
ちゅどーーーん(−_−メ)!!!
僕は、足で、ヒロの頭を蹴った。
「ヒロぉー!死にやがれっっっ!!」
《終わってしまえ》
*あとがき*
本当におバカなお話です(;^_^A
このお話は、以前大ちゃんが吸っていた煙草が、メンソールだという事と、大ちゃんの煙草は、やたら軽くてさらに軽くして吸っているというお話を聞いて出来ました。