雑食

□不器用な貴女の私の愛し方。
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※狂愛注意


瞳――――ごめんね…?ずっと、一緒にいるから。


つい前までは普通だった。普通に仲が良かった。なのに、どこから道を外したんだろう。
ぐるぐるした感情。どろどろとしてて生々しい感情。澄香が他の人と話してたら凄く苛々する。あの声も、笑顔も、全部私だけに向けて欲しい。
気づいたら澄香を部屋に連れ込んでた。深いキスを何度もして、イケナイ事もした。もちろん学校は欠席。というか行方不明っていう事になってるし。誰も気づかない。ああ可笑しい!澄香を占領出来るんだ!楽しくて楽しくて仕方がない!

「なぁ澄香、楽しい…?」
澄香は首をゆっくりと横に振った。
「ひと、み…どうして…、」
「どうして…?そんなの愛してるに決まってるからでしょ!」
「……瞳、可笑しいよ」
「……ははは、あははははは!」
笑いながら、自分が泣いているのに気づいた。そしたら澄香がそっと手を伸ばしてうちの頬の涙を拭った。
「ごめんね…瞳、愛してる」
澄香はウチを、ぎゅっと抱きしめた。随分と痩せていた。
「…瞳、不器用だもんね。変な所で。こんなにウチの事愛してくれてるんやろ?でも、どうしたら良いか分からんねやろ?」
涙が止まらなくて、溢れ出る。
「ごめん……ごめん澄香…!」
ぎゅううと、抱きしめる。優しく、柔らかいキスをした。




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拉致監禁ネタ
結局ハッピーエンドにしてしまう俺

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