雑食

□感情の変化
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感情の変化。それは突然やって来る物で。
例えばウチ。最近女の子を格好良いと思う。しかもその感情はlikeじゃなくてlove。ほら、可笑しいでしょ?私もアブノーマルになったもんだ。その友達は何て言うかもうカッコイイ。意識し始めたのは体育大会の時。応援団で学ランを着ていて、それが凄くカッコイイと思った。他の人も似合ってたけど、瞳が一番似合ってたと思う。
「あああああああー!ウチは馬鹿だぁー!」
「どしたの?あ、恋する乙女の悩みか!」
「俺の中での死語だな」
「…好きになっちゃいけない人を好きになったとか?」
こいつ(友人A、とでも言おうか)はこういう所は鋭い。
「よく分からんけど、恋に常識は関係ないと思うよ」
「…ありがとう」
「どういたしましTE☆」
「そこさえ無ければ良かったよ」
ふと入口に視線を向ける。
すると瞳と目が合った。瞳が手招きする。
「いてらー」
と送り出されながら瞳の所に向かう。
内容は部活の連絡だった。
「おっけー!」
「あ、あとさ、今週の日曜部活休みやん?遊ばへん?」
「いいよー、メンバーは?」
「二人やで?」
「…まじ?」
「嫌やった?」
「いや、意外やったからさ」
「良かった。じゃあ、詳しくはまた決めよう。じゃあばいばーい!」
「うん、ばいばーい」
時間がないのか、足早に去って行った。
……日曜が死ぬほど楽しみかもしれない。



(…瞳、カッコイイなあ)

(…澄香、こんなにかわいかったっけ?)





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いちわ
最近創作しか更新してない/(^O^)\

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